毎日カジノを運営する上で、カメラは欠かせないものです。テーブルに設置されているカメラの通信が、1台でも途絶えれば、そのテーブルは閉鎖されます。また、複数のカメラの通信が遮断されると、ルームの閉鎖や多額の損失を招きます。
さらに、重大な不正行為によって、カジノが閉鎖されると、カジノのイメージに深刻な問題を引き起こし、その罰金額は数百万ドルに達します。そのため、顔認識ツールやAI、高性能な天井カメラ、壁に設置された監視カメラといった最新技術を導入することにより、カジノのセキュリティは、近年大きく進化していっているのです。
カジノは、近代化しています。高性能なセキュリティ機器に、何百万ドルも投資しています。さらに、ギャンブルホールには、警備の専門家(犯罪行為および不審な行動の通報や、援助の要請に対応する訓練を受けた専門家)が常駐しています。
監視カメラや防犯カメラを操作するのは、専門の監視部門です。彼らは、高度な顔認識機能を使って、問題行動を記録し、検出することを専門に行っています。
多くの場合、パーソナルカメラが第一線での監視をしており、セキュリティの向上に役に立っています。
パーソナルカメラの役割
天井や壁に取り付けられた監視カメラによって、カジノ全体で何が起こっているのかを把握することができます。しかし、ギャンブル詐欺のほか、スタッフによる暴言や身体的虐待などの問題行為は、そういったカメラでは簡単には発見できません。
また、カジノ外の活動においても、監視が必要な場合があります。ドア係員とのやりとりや対立、場合によっては警備員による迫害行為など、記録の重要度はさらに高まっています。
このように、さらなる情報と保護を提供するボディカメラは、監視カメラとともに、総合的なカジノ・セキュリティ・ソリューションを補うための理想的な存在です。
また、パーソナルカメラは、攻撃を抑止することもできます。カジノでは、既存の監視カメラに加えて、ボディカメラを導入したことで、そのセキュリティ機能が向上しました。監視カメラは、ゲーミングテーブルでの犯罪の防止と検出に使用されますが、一方、パーソナルカメラは、調査や訴訟のための質の高い証拠(音声と映像の両方)の証拠として、セキュリティ担当者や監督者に使用されます。
正しいボディカメラを選ぶ
パーソナルカメラには、様々なサイズや特徴があるため、用途に応じて、最適なものを選ぶことができます。カジノのフロアスタッフやディーラースタッフには、小型で軽量なカメラが適していると思われます。
また、Dシリーズ(D3、D5)など、より堅牢なボディカメラもあり、セキュリティ担当者や任務管理者に適しています。
パーソナルカメラは、監視カメラの延長ともいえるため、同様のデータ収集と処理に関する法律が適用されます。カゲーミングルーム内の環境を安全に保つために、合法的に使用されます。
オンラインカジノではなく、本物の実店舗カジノに入ろうとする際、写真を撮ってもいいかどうか気になるかもしれません。
一般的な共通認識とは異なり、ほとんどのカジノでは写真撮影を許可しています。ただし、被写体には気を付けましょう。
ほとんどのカジノでは、ゲーミングエリア内での写真撮影を禁止しています。ただし、レンズがキャッシャーボックスや部屋の奥、警備室などに向けられていなければ、違法ではありません。撮影を中止して立ち去るか、画像を削除するよう求められる可能性もあります。また、写真撮影は可能かと尋ねたら、おそらくノーという答えが返ってきて、監視員からの注意を引くことになるでしょう。そういった事態になることは避けて、以下のヒントを参照し、思い出に残る写真を撮りましょう。では、カジノで写真を撮るための方法とコツとは何でしょうか?
カジノで写真を撮るためのコツ
できるだけ小型で質の良いカメラを用意する
この場合、重要なのは、カメラの大きさです。大きな一眼レフを機材一式とともに抱えてカジノに入れば、当然目立ってしまい、疑われることになります。一方、スマートフォンのカメラは、一体型なので好都合です。
フラッシュは使わない
屋内で写真を撮る場合は、フラッシュを使った方が良く写りますが、周囲の注意を引きつけてしまいます。いずれにせよ、カジノの屋内は非常に明るいものです。カメラを安定した場所に置けば、ピンぼけになることもありません。
動画ではなく写真を撮る
カメラを使って1080PのHD動画を撮るよりも、写真を撮っている時の方が気づかれにくいものです。動画の場合、カジノフロアでのアクションがより多く映ることになるため、運営側はそれを好まない可能性があります。
他のプレイヤーやゲスト、ディーラーを写さない
これは主に、顧客のプライバシー保護に関係します。カジノ側は、お客様に快適で楽しい時間を過ごしてもらいたいと思っています。危険な状況で写真を撮ることは、それが保証されません。また、ディーラーは、ゲームをスムーズに進行させたいと思っているので、写真を撮ることで、ディーラーの気をそらさないようにしましょう。
三脚やセルフィーは使わない
目立つだけでなく、安全の面からも、カジノでの使用は禁止されています。
手早く済ませ、礼儀正しくする
写真を撮ろうと思ったら、さっさと撮って移動しましょう。警備員に声をかけられたら、礼儀正しく対応して、その写真は(商用利用ではなく)個人的な目的のためであると説明しましょう。